※2021年1月更新
こんにちは。ファズーです。
シーリングファンライトを設置するときに気になること、いろいろありますよね。
今回は、確認しておきたい天井の高さや、使用するパイプの長さについてご説明いたします。
また、ファズーのお客様がご自身でシーリングファンを設置した事例もご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみに!
■シーリングファンライトに適した距離

シーリングファンは、ファンのみ。シーリングファンライトはファンと照明の機能が一緒になったものです。
注意点は同じなので、どちらを選んでも設置を考える際にとても参考になるかと思います。
主に、ファンの効果がしっかり発揮されるようメーカーから推奨されている長さとなります。
きちんと風を送ること、気流を創り温度ムラを軽減すること、撹拌し空気の循環ができることが大切になってきます。
ただし、間取りや設置する場所の条件により、多少誤差があっても安全性を重視したほうがよいこともあります。
※ファズーでは、あなたのお部屋に合ったシーリングファンライトやパイプの長さをご提案させていただきますので、ご相談ください!
・壁と床の間は?

シーリングファンライトを設置する際、羽根の先端が壁すれすれではとても危険です。
また、風量の減衰の原因にもなります。
見落としがちですがシーリングファンの可動中、揺れが生じることがあります。
これらの問題を防ぐために、羽根と壁は40~50cm程度の距離をとることが大切になってきます。
ボリュームがある商品を選んでしまうと、圧迫感を感じてしまうことがあります。
また、不意に振り上げたものに羽根が当たってしまうなど、思いがけない事故の原因になります。
よって、羽根と床との距離は最低210~220cm以上の距離が必要だとメーカーは推奨しております。
ご自身で距離を計測し、数値で確認することをおすすめいたします。
・天井の高さによってのおすすめ商品
◆240cmくらいの普通天井
戸建やアパートやマンションなどの天井は、ほとんど天井の高さが240cm になります。
この場合、あまり高さ(全高)のあるシーリングファンライトだと圧迫感を感じてしまうでしょう。
普通天井には、薄型のシーリングファンライトをおすすめします!
おすすめ商品
阪和製シーリングファンライト【WBE011】

即日発送 LED 電球色/昼白色 6灯 薄型 Windouble(6-lights)ウィンダブル 阪和製シーリングファンライト【WBE011】
【WBE011】設置事例

羽根上が驚きの13cmの薄型タイプのシーリングファンライトです。
壁や天井と同系色を選ぶ他に、インテリアとマッチさせることでさらに見た目がすっきりします。
◆250cm~270cmほどの少し高い天井
普通の天井より少しだけ高い天井では、シェードや本体にデザイン性があるものもいいでしょう。
最近の戸建てやマンションは、少しだけ天井が高いお部屋も増えてきたようです。
少しボリュームのあるシーリングファンライトも、ぜひ選択肢に入れてみてください。
おすすめ商品
ダイコー製シーリングファンライト【DEB076】

傾斜対応 LED 電球色 4灯 ダイコー製シーリングファンライト【DEB076】
【DEB076】設置事例
シェードやシルエットがおしゃれなアンティークタイプのシーリングファンライトです。
こだわりを持つことで、存在感を思い切りだしてゴージャスにお部屋をまとめるのもありですね!
◆280cm以上の高めの天井の場合
天井高の場合は、より大きく気流をつくることが大切になっておきます。
吹き抜け天井にも、同様です。
空気の循環効率を高めるために、延長パイプを使用し吊り下げるタイプのシーリングファンライトをお選びください。
パイプを使用すれば、傾斜(勾配)天井にも設置が可能になります。
おすすめ商品
オーデリック製シーリングファンライト【OLB088】

即日発送 大風量 傾斜対応 LED 調光・光色切替(電球色-昼白色) 5灯 オーデリック製シーリングファンライト【OLB088】
【OLB088】設置事例
幅が1200mm、6枚羽根の大風量タイプのシーリングファンライトです。
優雅に回る羽根は、見ているだけで海外を想像させる別空間を演出します。
■シーリングファン効果を上げるパイプ
高い天井には、パイプを使用し天井との距離を空けることで、きちんと空気循環がつくられます。
空気の循環効率を最大限に引き出せるよう、延長パイプの使用がおすすめです。
パイプの長さは、以下のように天井の高さによって異なります。
配線器具が、壁や吹き抜けの腰壁と近い場合があります。その場合は、安全性を考慮してパイプの長さをお選びいただいたほうがよいでしょう。
該当する場合は、ぜひファズーに直接ご相談ください。商品選びのアドバイスをさせていただきますので、ご安心ください。
壁や腰壁が近い場合の回避方法の記事はこちら↓↓↓↓↓
シーリングファンを吹き抜け天井に!失敗しない選び方のポイントとは?
・お客様宅の設置例
お客様自身でシーリングファンを設置した写真をご紹介いたします。
交換前の写真
こちらは前からご自宅に設置されていたシーリングファンです。
天井が高いのに、風量の調整や風向きの切り替えが吊り下がっているプルスイッチでしか操作ができないという状況でした。
またパイプも短いので、空気を吸い込む空間(羽根から天井までの空間)が狭いのでサーキュレーション効果が十分得られないとのことでした。
ドライヤーの後ろ側を塞ぐと風量が激減してしまうのと同じです。
そこで、お客様はパイプで吊り下げるタイプの「傾斜対応 ダイコー製シーリングファン【DFC065】」に交換いたしました。
交換後の写真
・天井傾斜:無し
・床から取り付け位置までの高さ:約5000mm ※写真からの推測になります。
・ファン本体最下部から床までの高さ:約4135mm
・部屋の広さ:LDで20帖以上
・取り付けフロア:1階リビング
・ローゼットの形:不明
・取り付け商品:傾斜対応 ダイコー製シーリングファン【DFC065】
・ファンの幅:1305mm
・ファンの全高:865mm
・延長パイプ(延長ロッド):600mm
・ファンの重さ:約7.3kg
交換後は、羽根から天井までは約775mmの空間ができました。
十分な空間が確保できたので、効率よく空気も回ってくれます。
またリモコンタイプになったので、切り替え操作が楽になり用途に合わせて使うことができるようになりました。
小さな窓からモップを伸ばせば、掃除も楽に行えます。
■まとめ
いかがでしたか?
目安となる長さや距離を知ると、シーリングファンライトの効果をきちんと生かすことができます。
目安の長さに気を付けて設置することで、安全に長くご愛用いただけるかと思います。
また、購入した家に元々付いていたシーリングファンなどは、インテリア重視でサーキュレーション効果が考慮されていないこともあるようです。
パイプの長さを変えれば、機能性抜群のシーリングファンライトに変身するかもしれませんよ。
眠っているシーリングファンライトがあれば、ぜひご相談ください!
T.A様、ご丁寧にお写真を頂き誠にありがとうございました。
スタッフ:斉藤功一